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看護学部・看護学科4年 出身校:県立西脇工業高等学校(兵庫)

脳血管系の病気で入院されていた患者さんを担当したときのこと。その方はもう病状は安定されていたので、リハビリにも取り組まれていました。お子さんがちょうど僕と同い年ということもあって、親しくお話をしていただける関係を築くことができ、僕もなんとか力になりたいと思っていました。そこで、退院後の生活に役立つ情報をまとめてお渡ししようと考えたんです。いろいろお話していると、その方の普段の生活習慣なども見えてくるんですよね。すると、自宅に帰ってからも、こんなところに気をつけて欲しいとか、食事はこうした方がよいのにとか、いろいろ思い浮かんできます。日常生活で気をつけなければならないこと、服薬の注意点・・・etc.。そういったことをわかりやすくまとめ、パンフレットの形に仕上げて差し上げました。
その患者さんは、僕の実習最終日に退院されました。その人を思いやってパンフレットを作成した甲斐があり、先輩たちからも「患者さんに感謝されるとうれしい」というのは聞いていたのですが、やはり自分で経験してみると、その喜びの大きさを改めて感じました。
病院での実習で感じたのは、患者さんだけでなく、スタッフ間でのコミュニケーションや連携もとても大切だということです。例えば、薬について薬剤師がいくら患者さんに情報を伝えても、必ずしも理解してもらえたとは限りません。患者さんが薬のことをきちんとわかっているかどうかを把握できるのは、患者さんの一番近くにいる看護師なんだと思います。もし、薬について理解してもらえていなければ、それをフォローして細かなアドバイスをしたり、薬剤師にそういった状況をフィードバックして、一緒に患者さんにとってベストなケアを考えていくことも必要です。そうやってこまめに連携を取っていくことが、よりよい看護に結びついていくんじゃないかな。
実際、実習で先輩看護師さんたちの活躍ぶりを間近で見ていると、ただドクターから指示を受けるだけでなく、患者さんに最も近くにいる立場からさまざまな情報をフィードバックしていることが多かったですね。僕も将来、看護師として歩み始めたら、受け身ではなく、積極的にスタッフとコミュニケーションをとりながら、患者さんと関わっていきたいと思います。そして、看護師になってからもスキルを磨き続け、専門看護師になることが目標です。
地域の方の家を訪ね、そこでケアを行ったり、健康に関する相談を受ける訪問看護は、病院での実習とは異なる点が多かったですね。「生活の場で看護する」ということにとまどいながらも多くのことを学べたように思います。病院であれば、洗髪する際には便利な「洗髪用のセット」がありますが、在宅ではそうはいきません。タオルなどを活用して対応する、そんな臨機応変さこそが求められてきます。また、訪問看護の場合、患者さん自身の疾患はもちろん、環境や経済状況、家族の方の健康まで、さまざまなことに配慮することがより強く求められるんですね。その中で、患者さんにとって何がベストで、本当に必要かを考えていくことは、言葉以上に難しいと思いました。でも、その分より深く、その人や家族に入り込んでケアすることになるので、やりがいも大きい仕事ですね。
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