
この大学での経験とつながりが、未来への糧になる。
卒業おめでとうございます。この大学での4年間はどうでしたか? 一番の思い出を教えてください。
全員:
「国家試験対策ですね」
え? 国家試験対策が一番良かったのですか?
岡住:
「そうです。国家試験対策期間の最後の1年間が、めちゃくちゃ良かったです」
木場:
「ねー、本当に。私たちは皆で朝から晩まで学校で勉強していたタイプなのですが」
岡住:
「皆で泣きながら。一人ずつ、まるで順番かのように壁にぶつかっては泣いて、叱咤激励して乗り越えて、の1年間だったね。思い出すとまた泣いちゃう…(涙)」
坂本:
「本当に二人がいたグループは熱かったよね。私は違うグループだったので外から見ていたのですが、皆で支え合っている姿が目に焼き付いています。
勉強って、最後は一人で乗り越えないといけないと思っていましたが、この大学は仲間意識が強いというか、皆で頑張ろうという空気感があるんですよね。
そもそも国家試験対策室の方々が常に学生一人ひとりに寄り添って、常に一緒に戦ってくれていて、甘やかすだけじゃなくて的確なアドバイスをくれて。
この1年間は“ひとりじゃないんだな”ってことをすごく感じました。」
教え合う土壌があるのが良かったんですね。
先に成績が上がった学生が、伸び悩んでいる学生のサポートに入るペア制度があったという話も聞いたのですが。
坂本:
「そうです。私も途中でお声掛けいただいたのですが、もちろんやらない選択もできるので、最初は断りました。
でも、模試の成績が2カ月くらい現状維持で伸び悩んだ時期があって、これ以上打つ手がないと困っていたときに、木場さんが勧めてくれて。」
木場:
「私は先にペア制度を取り入れていたんです。その体験が実際に自分に役に立っていたので、悩んでいる話を耳にして、『誰かに教えるのがやっぱりいいんちゃう?』と伝えました。」
坂本:
「思い切って引き受けてみたら、最後しっかり成績が上がりました(笑)」
岡住:
「私もペア制度を取り入れていたのですが、やっぱり引き受けて良かったです。
つながりがあるって本当に強いと実感しました。
それまでの普段の授業だけでも仲は良かったけれど、ここまでは繋がれなかったと思います。」
この大学で一番得たものはなんですか?
坂本:
「自分の弱さに気付けたことですね。その上で、自分の良いところにも気付けました。
悪いところも愛を持って伝えてくれましたし、言いっぱなしではなくて、そこを乗り越えるところまでしっかりサポートしてもらえました。
先生方もスタッフの皆さんも、学生と上下関係ではないんですよね。あくまで同じ目線で一緒に進んでくれるというか。」
岡住:
「分かる! 自分たちでもびっくりするくらい、“自分がここまでできるんだ”という体験までさせてもらえました。
あと、“仲間”ですね。単科大学で少人数制なので、お互い無理しなくていいし、本音のところで付き合えたり、皆同じ目標に向かっていたりする雰囲気も自分には良かったです。
あと、淡路島という環境も良かったと思います。私は実家も地方なので育った環境は近いのですが、思っていたより便利で、ひとり暮らしにはとても良かったです。
スーパーなども近くにあるし、大学の近くに住めたので夜遅くまで学校で勉強できたし、
家に帰ってからも友だちと集まって勉強できたのも良かったです。
車を持っている地元組と一緒に、淡路島のいろいろなお店にご飯食べに行って気分転換もできました。」
木場:
「今までどこか中途半端なところがあると自分で感じていたのですが、今回は“やり切った!”と胸を張って言えるところまでできました。
だから次の一歩も自信を持って歩み出せる。本当にこの大学に来て良かったです。」